トロイメライの奇跡 〜black season〜

 出演キャスト様
キャラ名 キャスト様 台詞数
アルーグ 吉田史記様 60
レディ 墨染一夜様 38
リゼ 砕牙鴇様 24
フラン さくらひづき様 5
ファースト 結城陽様 37
ペコ うだちかの様 19
ラプサン 更科真都様 15
フラワー さくらひづき様 5
 提出フォルダ名
toro1-貴方の名前


役名 番号 台詞 注釈
(1)プロローグ
アルーグ 001_arugu001 「この国に、神はいない。何故なら、彼らはこの国に絶望し、姿を消してしまったからだ。後に残ったのは、人間と、天魔と、精霊という名の三種族と……感情(のろい)の溢れた、奇跡の起こらないこの国だけだ」
【○SE:鳥のさえずり】
レディ 002_lady001 「貴方は誰ですか?」 ※落ち着いてふんわりと笑っているように
【○SE:かちゃ、と剣を構える音】
アルーグ 003_arugu002 「俺は――……お前を殺すためにいる、お前の騎士だ」 ※最初にほんの僅か戸惑ってから、淡々となるべく冷めているつもりで。間に上の剣を構える効果音を入れる
【※タイトルコール用】
アルーグ 004_arugu003 「ボイスドラマ トロイメライの奇跡 『black season(ブラックシーズン)』」
(2)コメディ日常
【○SE:鳥のさえずり】
アルーグ 005_arugu004 「だあーーーもーーー!!また拾ってきやがったーー!!お前、その猫はなんだ!」
【▲BGM:コメディかるな感じ】
【○SE:にゃーと鳴き声】
レディ 006_lady002 「拾ってきましたわぁ。可愛いですよね〜」
アルーグ 007_arugu005 「ですよね〜、じゃねぇよバカ!!お前、今週に入ってこれで10匹目だぞ!あれか?今週のお前の拾い物ブームは猫なのか!?」 ※ですよね〜はなんか物まねチックに、ノリつっこみ
レディ 008_lady003 「あ!そういえばアルーグ。八百屋のおじさまが、雨漏りが酷いと困ってたので、屋根の修理を願いしますね。あ、お代は猫さんのミルクってことで」
アルーグ 009_arugu006 「またタダ働きかよ!お前はどうしてこう、商売として成り立たないもんばっかり……!!」 ※間髪入れずにつっこみ。両手握りしめて苛立たしげに
レディ 010_lady004 「うふふ〜。アルーグが人気者で、私、とっても嬉しいですわ〜」
アルーグ 011_arugu007 「人気者じゃなくてただの便利屋、ってだけだっつーの……」
【○SE:ドアの開く音】
【○SE:からんころん、と鈴の音】
【○SE:だだーっと走る音】
リゼ 012_rize001 「レディちゃーーーん!!!」 ※ドアの音と同時に駆けだして抱きつく
【○SE:むぎゅ、という感じの音】
レディ 013_lady005 「あらあらぁ。リゼさん、お久しぶりですわぁ〜」
アルーグ 014_arugu008 「おいカマ王、仕事はいいのかよ」
リゼ 015_rize002 「んもぅ、アルーグちゃんったらぁー!アタシのことはリゼ、って呼びなさいと、いっつも言ってるでしょ?」 ※ノリよくテンポよく、声は無理しないオカマ。
アルーグ 016_arugu009 「いやだって、国王が女装癖(じょそうへき)とか」
リゼ 017_rize003 「アルーグちゃん?」 ※笑顔で脅してる
アルーグ 018_arugu010 「…………リゼ。仕事はいいのかよ」 ※ため息つきつつ折れる
リゼ 019_rize004 「今日のお仕事はもう終わり!レディちゃんに会うために、ここ数日、バリバリ仕事をこなしたんだからぁ〜!あ、アルーグちゃんも元気そうでなによりだわ」
アルーグ 020_arugu011 「お前、俺のどこが元気そうに見える?よかったら、その節穴の目をぐりぐり見開いてやろうか?」
フラン 021_fran001 「全くもっておかわりないですね、腐れ外道騎士様。とっととくたばりやがれませです」 ※平然とした声でばっさりと言い切る感じ
ファースト 022_first001 「ふ、フラン様、それはちょっと……!」
【○SE:かつかつと歩く音×2】
アルーグ 023_arugu012 「はぁ。テメェかよ、ストーカーメイド。……っと、そっちは新人か」
ファースト 024_first002 「は、初めまして!僕、あ、いや、自分はファースト・フラウズって言います!つい一週間ほど前より、リゼルティア国王陛下の護衛役を任された次第であります!」 ※新人が元気に空回りしながら挨拶してる感じ
アルーグ 025_arugu013 「アルーグだ。えーと……まぁ頑張れよ、モミアゲ野郎」
ファースト 026_first003 「モミアゲ野郎!?」
フラン 027_fran002 「それで、このモミアゲ野郎はさておき……今回もリゼ様への侮辱発言ばかりで許されないので、さっさと首吊って死んでくださりやがれませです」
アルーグ 028_arugu014 「結構なご挨拶はいいけどよ、お前、あの国王のどこがいいんだ?」 ※呆れつつ
フラン 029_fran003 「全てでございます!普段は厳格で鋭い眼光と弾丸のように放たれるお厳しい発言、一方でこうしてお忍びをされるときは普段と打って変わって、完璧に女性らしさをみせるしなやかな柳を連想させるえろさ!ギャップ燃え!あぁっ!私の生きる糧!」 最初は淡々とした力説から、終盤はなんか感極まってるだめな人
アルーグ 030_arugu015 「なるほど。類は友を呼ぶ、ってことか。あぁ、俺のことはカウントしないでくれ。お前等と同類にされたくない」 ※関わりたくないですと言わんばかりに適当にあしらう感じ
リゼ 031_rize005 「私も同類にされては困るがな」 素に戻って厳格、冷静な感じ。テンションの差が激しい
アルーグ 032_arugu016 「うおぉい!?いきなり戻るなよ!……――んで、用件は何だ?」 呆れてから、少し疑わしく訪ねる
【▼BGMフェードアウトで切り替え】
【▲BGM:ちょっと厳かな感じ?民謡チック?】
リゼ 033_rize006 「実はこのたび、我が城内にて、天魔王と精霊王との合同会議を、急遽(きゅうきょ)、開くことになった。私が彼らの物を盗んだとかで、そのことを追求したいそうだが、こちらは全く心当たりがない……やれやれ、困った方々だ」 ※急遽、のところは、気持ち強調した感じで。皮肉めいて、落ち着きながらもあざ笑うように
アルーグ 034_arugu017 「へーそうかー。んで。なんで俺にその話をするんだ?」 嫌々そうに、知らないフリをしている感じ
リゼ 035_rize007 「盗まれたのは、精霊と天魔が密約を交わした、強力な呪(しゅ)を持つ契約書だ。我が城内のどこかにあるそうだから、お前たちには、それを探してもらいたい」
アルーグ 036_arugu018 「引き受けない、と言ったら?」 鼻で笑うように、突っぱねる感じで
レディ 037_lady006 「分かりました。お引き受けしますね!アルーグ、猫さんからお仕事を頂きましたわぁ〜!」 ※アルーグの末尾に被る感じで、少し離れた位置の彼に呼びかけるように
【▲BGM:コミカルな感じ】
【○SE:ぽくぽくぽく、と間をおく音】
アルーグ 038_arugu019 「おい、レディ。お前はついに、俺には分からない電波を拾うようになったのか?」
ペコ 039_peko001 「全く、人間っていうのは頭が悪いのね!レディがいい人だからって、ちょっと期待しちゃったじゃないのよ。ニャー!」
ファースト 040_first004 「猫が喋った!?」
フラン 041_fran004 「猫ではなく精霊ですよ、モミアゲ」 ファーストの無知っぷりに呆れて、不服そうに訂正
ペコ 042_peko002 「そーよ。この町に降りてきたら、いきなり力がなくなって……ホント、困ってたんだから!だから、私を助けてくれたレディだけは、いい人間って認めてあげる!にゃん!」
レディ 043_lady007 「うふふ〜。そう言ってもらえると嬉しいですわぁ。あ、この猫さん、ペコちゃんと言うんですけど、捜し物をするために、この街に来たんですって〜。それなら、私達がお手伝いしますよーって」
リゼ 044_rize008 「ねぇペコちゃん。その探し物っていうのは?」
ペコ 045_peko003 「精霊王様と天魔王の大事な契約書!お城、っていうところにあるから探してほしいって、精霊王様に頼まれたの!にゃっ!」
リゼ 046_rize009 「それじゃ……所長のレディちゃんが引き受けたんだから、その"ついで"に宜しくね、アルーグちゃん」
アルーグ 047_arugu020 「はぁ、またタダ働きかよ……」 ※ため息
【▼BGMフェードアウト】
(3)殺伐会議
【▲BGM:厳かな感じのファンタジー系】
リゼ 048_rize010 「さて――本日は我が城にお越し頂き、誠に有り難う御座います。天魔王ラプサン様、並びに、精霊王フラワー様」 真面目版
【○SE:こつこつ、と机をたたく音】
ラプサン 049_rapu001 「ふんっ。全くもって、退屈な挨拶だな、人間の王よ。この会議も……全くもって茶番だ」 ※この会議も〜辺りまで、机を指で叩くSEが続く
リゼ 050_rize011 「と、言うと?」
ラプサン 051_rapu002 「とぼけたって無駄だ。この城内に、契約書があることは明白。そもそも、アレを盗んだ奴は人の姿をしていたという。これに、弁明の余地はあるまい?」 ※相手を小馬鹿にするような、上から目線の物言い
リゼ 052_rize012 「さて?少なくとも私には心当たりがありませんので……精霊王も、天魔王と同じご意見で?」 ※うそぶくように、なんのことやら〜という感じで
フラワー 053_flower001 「そうじゃのぉ……妾(わらわ)も、心苦しいが、この城内に契約書の存在を感じる以上、汝を信用するのは難しいのぉ。くっけっけっけ!」 ※心苦しい、の部分は気持ち強調気味に、しかし鼻で笑っているような響きで
ラプサン 054_rapu003 「相変わらず、貴様の笑い声は感に触る。品のない笑い声だ」 ※あざ笑う感じ
フラワー 055_flower002 「そういう汝こそ、見た目同様の子供らしい性格、相変わらずよのぉ」
ラプサン 056_rapu004 「精霊王。今ここで決着をつけてもいいのだぞ?もちろん人間の王、貴様もだ」 ※前半は苛立たしげに、人間の王〜の部分は逆に鼻で笑う感じ
リゼ 057_rize013 「なるほど。天魔王は随分と気性が荒いようですね。ここで血祭りをするのがお望みですか?」
ラプサン 058_rapu005 「っ……――」 ※なんか子供っぽさを二人に指摘されたのに少し腹立って
【○SE:ぎぃと椅子を引く音】
【○SE:かつかつ、と歩く音】
リゼ 059_rize014 「おや、どちらに?」
ラプサン 060_rapu006 「城内を散策する。さっきも言ったが、俺は、貴様らの茶番に付き合うつもりはない」 ※貴様ら、の部分はやや強調気味に
【○SE:きぃと扉の開閉音】
フラワー 061_flower003 「きゃつは昔から嗅覚が鋭いからのぉ。くっけっけっけっけ!」 ※楽しそうに
リゼ 062_rize015 「ふむ……精霊王と連携が取れていることはばれてしまったようで。さて……彼らはどうしたやら」 ※やれやれ、といった感じ。ちなみに、彼ら=アルーグ達
【▼BGMフェードアウト】
(4)お城の散策
【▲BGM:なんか民族ちっく?或いは城の中っぽく?】
【○SE:歩く音×3(大理石系)】
ファースト 063_first005 「んー?今日は城内が静かすぎるような……みんな、お暇でももらったんですかね?」
アルーグ 064_arugu021 「さてな。――そういやモミアゲ。お前、何でアレの護衛になったんだ」 興味なさそうに
ファースト 065_first006 「あの、僕、ファーストって名前で……いやもういいです……元々、死神騎士に憧れて傭兵として旅をしていたんですけど、たまたま、リゼルティア国王陛下を助ける機会があって、それがきっかけ、ですね」
アルーグ 066_arugu022 「死神騎士、ねぇ」 呆れたような感じ
レディ 067_lady008 「まぁまぁ!モミーさんは、旅をされていたんですね〜!今度是非、旅のお話を聞かせて欲しいですわぁ」
ファースト 068_first007 「うううう。アルーグさんが僕のことをモミアゲ野郎とか言うから〜」
アルーグ 069_arugu023 「うるせぇ。名前を覚えるのは苦手なんだよ。とにかく、喋ってる暇あったら探せ」
ペコ 070_peko004 「そうよそうよ!にしてもこの城、街以上に結界が強くてぐったりするのー。ペコ、疲れたー!にゃ〜」
アルーグ 071_arugu024 「抱きかかえられてる奴が言うな。あぁ、ちなみに、もし城内の結界構築の魔法陣を見つけても、下手に近づくなよ。踏み入れたら最後、廃人になるからな。特にそこの女所長」
レディ 072_lady009 「はーい、分かりましたわ〜」 のほほんとした感じで
ファースト 073_first008 「……あの、何でレディさんもつれてきたんですか?もし、契約書を盗んだ真犯人と鉢合わせしたら、あの人、人質にされちゃうんじゃ……!」 ※小声でアルーグに疑問を投げつつ、最悪の事態を想像して、怯えたように
アルーグ 074_arugu025 「あのカマ王が持ってくる事件っつーのは、大抵、アイツにしか解決できないんだよ。忌々しいことに、な」 ※忌々しげに、しかしやや疲れたように
ラプサン 075_rapu007 「ほぉ?城内の人間達は、王以外眠らせたはずだが……これはこれは。面白い奴らがいるものだ。俺の呪(しゅ)が防がれるとは」 ※アルーグの末尾後すぐ、どこか楽しそうに
【▼BGMフェードアウトから切り替え】
【▲BGM:ちょっとシリアスちっくな感じ】
【○SE:かつかつ、と歩く音】
ペコ 076_peko005 「あーー!!天魔王!!会議、っていうのに居たんじゃないの?にゃー!」 変な人見つけて、興奮しながらなにあれー、みたいな感じ
ラプサン 077_rapu008 「俺は下らない遊技はしない主義だ。そして、捜し物は自分で探すと決めている。にしても――……そこの女。お前、なんだ?」 ※そこの女〜は、明らかに不振な物を見つけた感じ。目の前にあるのが人の形をした別なもの、であると感じて
レディ 078_lady010 「あ、申し遅れましたわぁ。私、レディと申します。この街で、何でも屋の女所長をしているんですのぉ。それから、こっちの彼が」
アルーグ 079_arugu026 「いちいち名乗ってどーすんだ、バカ。……やっぱし、王とか言われるだけあって、こいつの事が分かるわけか……」 ※呆れてから、やっぱし〜を少しぼそっと呟くように
ラプサン 080_rapu009 「なるほど。そこの女の呪(しゅ)が、この結界の原点か。ならば――……俺様の捜し物のために、消えて貰おうか!」
【○SE:ばっと地面を蹴る音】
【○SE:かきーんと剣ではじく音×2】
【○SE:つばぜり合いの音】
アルーグ 081_arugu027 「悪いが、好き勝手されるわけには、いかねぇんだよ……!」 ※剣劇をしのぎつつ、苛立たしげに
ラプサン 082_rapu010 「ほぉ?人間風情が、俺の剣劇を耐えるとは……ふははは!面白い!もっと俺を楽しませろ!」 ※意外に思いつつも、楽しくなってきた感じ
【○SE:かきーんと剣ではじく音×3】
【○SE:石畳をずさーっと滑る音】
アルーグ 083_arugu028 「モミアゲ!猫!レディをつれて、ここを離れてろ!俺は死なないから大丈夫だ。早く行け!」 ※俺は死なない〜、の部分は気持ち、皮肉をこめた感じで
【○SE:ばっと地面を蹴る音】
【▼BGMフェードアウト】
(5)真相
【▲BGM:厳かな感じ】
【○SE:猫の走ってくる音】
【○SE:かつかつ、と走ってきた音×2】
ファースト 084_first009 「はぁはぁ……こ、ここまでくれば……っていうか、大丈夫かな、アルーグさん」 ※走ってきて上がってる息を整えつつ
レディ 085_lady011 「うふふ、大丈夫ですわぁ〜、モミーさん。だって、アルーグだものぉ」 ※こっちは全く息上がらず、普通に
ファースト 086_first010 「はぁ。にしても、城の人を見なかった理由が全員眠らせたとか……なんかもう、魔法、って感じだよ」 半信半疑ではぁ、と言ってから、呆れた様子で
ペコ 087_peko006 「魔法!?ニャハハハ!魔法が使えるのは、神様だけだよー?」
ファースト 088_first011 「そうなの!?」
ペコ 089_peko007 「でも、神様はこの国が嫌いになって、どっか行っちゃったんだって。それで、当時の天魔王と精霊王様が、魔法の代わりに作り上げたのが、呪(しゅ)だよ。これ、ペコでも知ってるのに、変なのー」 ※前半は元気よく、でも〜からは不思議そうに。
ファースト 090_first012 「あー、僕、この国にきたばかりだから……にしても、他の国だと、神様って信仰対象なんだけどなぁ」
レディ 091_lady012 「――モミーさんは、神様を信じてますか?」 ※おっとりとした喋りだが、少し真面目な感じで
ファースト 092_first013 「うーん、どうしようもない時には信じますね。困ったときの神頼み、って言いますから。でも、そうでなければ自分で何とかしますよ。祈ったところで現実になるわけがない。自分で動かなければ、なにも始まりませんから」
レディ 093_lady013 「その気持ち、大切にしてくださいね」 悲しく笑う様な、神の真実を知っているため
ファースト 094_first014 「レディさん?」
【○SE:きらっ、と一瞬だけ光った音】
ファースト 095_first015 「ん?こんなところに紙が」
【○SE:紙を拾い上げる】
【○SE:ざざっーとノイズ音(きゅぴーんという音でも可)】
ファースト 096_first016 「あ、あれ?……僕は確か、天魔王の命令で外界を見てて……それから声が……契約書を盗めって……それで、見つかった時に人に紛れて、僕は」 ※独り言のように呟いて
ペコ 097_peko008 「ニャー!!モミー、どうしたのー?って、それ、もしかして――!」 ※あわあわと慌てた感じで
ファースト 098_first017 「あぁ……うるさいぞ、雑魚精霊」 ※合点がいったように呟いてから、声音を少し硬質にしつつ蹴り飛ばす。ここらへんからがらっと雰囲気を変えて、少し高圧的に、上から目線の言い方
【○SE:がっと蹴りつける音】
【○SE:壁にたたきつける音】
レディ 099_lady014 「ペコちゃん……!!」
ファースト 100_first018 「やっぱり、記憶を代償に呪(しゅ)をかけるのは強力だ。城の人間を欺くのも、契約書を隠し通すのもうまく行った」
ペコ 101_peko009 「アンタ、その気配……天魔なの!?にゃー!」 ※苦しそうに
【○SE:ばさっと翼のたぐいの音】
ファースト 102_first019 「ご名答。さて……契約書の他に、この結界の主がいるとは、僕は随分と上手く潜伏できたみたいだ。……まぁ、そっちの雑魚精霊は邪魔者だから、排除したほうが」
レディ 103_lady015 「貴方は、私に用があるのですわよね〜。でしたら、彼女には手出ししないで下さいな。そうでないと、言うことは聞きませんよぉ」 ※おっとりのんびりと、そうでないと〜はちょっと窘めるように
【○SE:かつん、と僅かに歩く音】
【○SE:絹連れの音】
ファースト 104_first020 「ふん、まぁいいだろう。なら、案内してもらおうか――神を召還するための、儀式場へ!」
【▼BGMフェードアウト】
(6)呪われた不死
【▲BGM:割と緊迫したもの】
【○SE:ぐさっと刺す音】
アルーグ 105_arugu029 「っぁ……!!」 ※腹部を一突きされて、僅かに声を絞り出す
【○SE:からん、と剣が落下した音】
【○SE:どさりと前のめりに倒れる】
ラプサン 106_rapu011 「ふんっ、人間にしてはよくやったぞ。だが、その傷では立ち上がれまい。死ぬ前に、さっさと引くがいい。……にしても、さっきのはファーストか?いや、アイツは外界を見ているはずだが……」 ※後半はぶつぶつ言いながら立ち去ろうとしている
【○SE:かつかつ、と歩き出す音】
【○SE:かちゃ、と剣を掴む音】
アルーグ 107_arugu030 「ごほっ……――これで死ねるなら、俺だって苦労しねぇよ」 ※口の中の血を吐き出しつつ、やや苛立たしげな声で
【○SE:きーんと回復する音】
ラプサン 108_rapu012 「なっ、傷が回復、ぐぁっ!」 ※台詞中に斬撃音、そのまま倒れる音
【○SE:きーんと剣を振う音】
【○SE:どさっと倒れる音】
アルーグ 109_arugu031 「安心しろよ。天魔の王様相手だから、峰打ちだ。……まぁ、肋骨ぐらいは折れたかもな」 ※少しだけ息が上がりつつ、まぁ〜からは呼吸を整え終えてほぼ全回復状態で、呆れる様に
ラプサン 110_rapu013 「っ、どういうことだ!ただの人間風情が、それも、傷をすぐに癒す呪(しゅ)など、聞いたことがない!」
アルーグ 111_arugu032 「別に、呪(しゅ)とか、そんなもんじゃねぇよ。俺は呪われている。そのせいで死ぬことが出来ない。ただ……それだけだ」 ※やや煩わしそうな、苛立たしげな感じで
ペコ 112_peko010 「アルーグーーー!!!大変なのーー!!にゃーーー!!モミーが、契約書を見つけたと思ったら、実は天魔だとか言い出して!!それでそれで、レディに『神を召還する儀式場につれてけー』とか言ってきてー……!」 ※遠くから近づいてくるように。アルーグの台詞の末尾にかぶる感じで。にゃー、のところで目の前にやってきて説明
【○SE:猫の走ってくる音】
アルーグ 113_arugu033 「ったく、どいつもこいつも……神の召喚とか、出来るなら苦労しねぇよ……」 ※もう慣れた感じのいい方で、呆れたように
ペコ 114_peko011 「もう!アルーグもモミーと同じことを言う!神様はこの国にいないんだよ!なのに、どうやって神様を召還するのよ!にゃー!」
ラプサン 115_rapu014 「別に、神本体を呼び戻すんじゃない……神が使う"魔法"を召還するんだろう。呪(しゅ)の元となった力があれば、何でも願いを叶えれる」 ※皮肉な感じで
アルーグ 116_arugu034 「なぁ――本当に、"魔法"は召還されるのか?」 ※空っとぼける様に、実際には魔法の召喚が出来るのであれば奪い取ろうと思っての問い
ラプサン 117_rapu015 「さぁ?だがまぁ、あの契約書の内容は、魔法に関した物だ。魔方陣が反応するならば、可能性 は……って、行っちまったか。――おい、猫精霊(ねこせいれい)、お前、精霊王のところへ行って、事情でも説明してこい。残念ながら、俺はしばらく動けな いんでね。――ったく。どうにも、面白いことになってるじゃねーか」 ※ならば可能性〜で走り去る音。後半は独り言のように。
【○SE:走る音(フェードアウト)】
【▼BGMフェードアウト】
(7)魔法のない国の魔法使い
【▲BGM:ピアノ系のしっとりしたもの】
【○SE:扉を開く音】
【○SE:かつかつと部屋の中に入る音×2】
【○SE:魔法陣の類が発動している系の音】
ファースト 118_first021 「ここが儀式場?結界の魔法陣は分かるが……一番奥の魔法陣、これは、何だ……?」
レディ 119_lady016 「18年ほど前から起動してますわぁ。私が魔法を使い、この街の結界を維持し続けるためなんですの。それと、天魔さんや精霊さん達が、この国で存在できるようにするもので」
ファースト 120_first022 「バカを言うな!人間風情が、呪(しゅ)、どころか、魔法を、神の力を使っているだと!?天魔は、精霊も、数百年前からこの国でいるんだ!それが、18年前から起動しているなど……バカも休み休みいえ!」 ※レディの末尾に被る感じで、苛立たしげに
レディ 121_lady017 「私が存在し出したことで、この国にあったはずの魔法陣が失われてしまったんです。だから」 どこか悲しそうに
ファースト 122_first023 「これ以上、お前の御託につきあうつもりはない。僕はここで神の力を……魔法を召還する!そのためには、力を押さえる結界が邪魔なんだよ。さぁ、解いてもらいましょうか」 ※力強く言ってから、レディに鼻で笑うような
【○SE:紙がたなびく類の音】
【○SE:しゅーんと起動する音】
【○SE:ばたん、と扉を開く音】
ファースト 123_first024 「っ、動くな!この人間がどうなってもいいのか!」
【○SE:かちゃ、と武器を構える音】
レディ 124_lady018 「あらあらぁ、アルーグ。とっても困ったことになってしまいましたわぁ」
アルーグ 125_arugu035 「お前さ、単に俺をおちょくって楽しんでるのか?あぁ?」 ※レディに対して苛立たしげに、ファーストは眼中にない感じ
ファースト 126_first025 「な……なにをのんきな話をしているんですか!言っておきますけど、こっちには契約書があるんだ。強力な呪(しゅ)を叩き込むことだって……!」
アルーグ 127_arugu036 「あぁ、使え使え。それで俺を殺せるなら、好きなだけ使えよ、モミアゲ野郎」 ※ひらひらと手を振る感じで、呆れつつ馬鹿にしている感じ
ファースト 128_first026 「ふ……ふふふ、分かりました。それなら……――お望み通り、消し炭にしてあげましょう!」 ※完全になめられていると思い、苛立たしげに
【○SE:闇魔法系】
【○SE:光魔法系】
【○SE:爆発音】
ファースト 129_first027 「これで!」
【○SE:きーんと回復する音】
アルーグ 130_arugu037 「あめぇよ」 ※回復音と同時に台詞、直後に剣を振るう音
【○SE:びゅんっと風の吹き抜ける音】
【○SE:ひゅんっと剣を振う音】
【○SE:ちゃきっと突き付ける音】
ファースト 131_first028 「なっ!?傷が一瞬で治ってるなんて、そんな呪(しゅ)、聞いたことがない!」
アルーグ 132_arugu038 「全く、天魔の奴らっつーのは同じことを言う癖でもあるのか?――まぁいい。おら、それ寄越せ」
【○SE:げしっと蹴りつける音】
ファースト 133_first029 「うわっ!」
【○SE:倒れる音】
【○SE:ぱしっと紙をキャッチする音】
【○SE:ぱぁ〜となんか光が発せられる音】
アルーグ 134_arugu039 「魔方陣が反応してるなら、これで魔法が呼び出せるわけ、か。さて――……」
【○SE:ちゃきっと剣を構える音】
レディ 135_lady019 「あらぁ?剣の切っ先を人に向けるのは危ないですわよぉ、アルーグ」 ※のんびりとのほほんとした形で
アルーグ 136_arugu040 「うるせぇ。――お前を殺すための、巡り巡ってきた機会だ……ここで、逃すわけにはいかねぇんだよ」 ※苛立たしげに言いつつ、しかし複雑な、僅かに戸惑っているような感情
【○SE:走る音×2(フェードイン)】
リゼ 137_rize016 「レディ!アルーグ!」 ※レディ、は心配して、アルーグに対しては非難めいた感じで
アルーグ 138_arugu041 「来るな、カマ王。悪いが、これだけは譲れないんだよ」 ※淡々と
フラワー 139_flower004 「お主、その契約書で何をするつもりかぇ?」
アルーグ 140_arugu042 「そんなもん決まってる。このくそったれな不死の呪いを解呪(かいじゅ)するため――……魔法をここに召喚する。こいつには、魔法でしか対抗できないからな」
レディ 141_lady020 「そうして、私を殺すんですか?」 ※全く怯えることなく、ただ不思議そうに
アルーグ 142_arugu043 「当然だ」
【○SE:ちゃきっと剣を構える音】
フラワー 143_flower005 「ふむ。ところで……そこの天魔にとりついた呪(しゅ)よ、お主は何者かのぉ?」 ※ところで〜の後から下記の
【○SE:見えない何かが揺らぐような音】
【○SE:立ち上がる音】
リゼ 144_rize017 「なっ、呪(しゅ)がとりつき、だと……!?」
ファースト 145_first030 「契約書の破棄は失敗した……だが、ここには魔法そのものがいる!」 どことなく淡々と、しかし勢いで飛び出す感じ
【○SE:地面を蹴る音】
【○SE:地面を蹴る音、ほんの少しずらし】
【○SE:突き飛ばす音】
アルーグ 146_arugu044 「っ!」 ※同時
レディ 147_lady021 「アルーグ!?」 ※同時
ファースト 148_first031 「魔法を庇ったか。ならば契約書と共に、マナの本流をうけよ……!」 ※ならば〜から下記の光のSEを(長さが続かなさそうであれば末尾からで)
【○SE:カッと光が溢れるような音】
【※イメージとして、魔方陣のすぐ横でアルーグがレ ディと対峙いるが、魔方陣と反対方向に転がされたファーストが立ち上がり、レディを魔方陣に突き落とそうとして、それを庇うようにアルーグが飛び出て、飛 び出てきたファーストに押し込まれる形で魔方陣に足を踏み入れた結果、魔方陣が作動して強い光を放つ、というややこしいシーン】
【▼BGMフェードアウト】
(8)のろい
【※走馬灯のような少しだけの回想。下記部分だけ、音声を反響させる感じで】
リゼ 149_rize018 「貴殿が死神騎士だな?実は内密に――依頼がある」
アルーグ 150_arugu045 「妹のために金が要る。だから、アンタの護衛を引き受けてるだけだ」
レディ 151_lady022 「アルーグは、奇跡を信じますか?」
アルーグ 152_arugu046 「俺が困ったら、アンタはその奇跡とやらでも引き起こすのか?」
レディ 153_lady023 「お望みで、あれば」 淡々としつつもどこか真剣に
アルーグ 154_arugu047 「レディ。どうか俺を、殺す奇跡を」 微笑むように
レディ 155_lady024 「――来ないで……!!」 悲痛に、絞り出すように
アルーグ 156_arugu048 「どうして……何故、生き返らせたんだ!!」 怒りをあらわに
レディ 157_lady025 「魔法を、探して。私は魔法。だから、同じ魔法なら、私を殺せる。そうすれば、貴方は今度こそ――」 息絶え絶えに
【○SE:何か目の覚めるような切り替えの音】
【○SE:ごぽごぽと泡の音(心の海に沈んでいるとかそんなイメージ)】
【▲BGM:コーラスの入った例の曲】
レディ 158_lady026 「アルーグ」 大切そうに、愛おしそうに
アルーグ 159_arugu049 (暗い……ここはどこだ?そもそも俺は……あいつをかばって、結界の魔法陣に足をつっこんで……なるほど。不死でも、心が廃人になれば無理か。さっきのが走馬燈なら……あぁ。俺は、やっと死ねるのか) 混乱から理解、最後は安堵で
レディ 160_lady027 「アルーグ」 少しだけ切なそうに呼びかける
アルーグ 161_arugu050 (そういや、呪いをかけられた時も、こんな状況だったな。何度も俺の名前を呼びやがって……俺はもう死にたいんだ。こんな世界に意味はない。早く、死んでしまいたい)
レディ 162_lady028 「アルー、グ」 ※ちょっと笑うように、しかし物凄く疲れた感じの声で
アルーグ 163_arugu051 「うる……せぇ……!!最後くらい、静かに寝かせ、ろ……ぇ……?」 ※声を絞り上げて、痛みをこらえつつ、のどから声を絞り出す形で。怒ろうとして、しかし自分が無事生きていることに気付いて呆然と
【○SE:光系の音】
【○SE:魔方陣系が起動している音】
レディ 164_lady029 「っぁ……起きて、くれましたね…………あぁ。契約書は、無事、ですから」 ※息絶え絶えに、でもどこか穏やかさがありつつ、ちょっと嬉しそうに
アルーグ 165_arugu052 「……なんで……」 呆然と呟くように
レディ 166_lady030 「もう、時間です……魔法で、貴方の心を再構築、しました……次は、どのくらい前の私になるか、分かりませんが……また、頑張って」
アルーグ 167_arugu053 「やめろ!お前は、また助けるのか……!!俺に、奇跡のないこの世界で、絶望して生き続けろと言うのか……!!」 ※震える様に、怒りと泣き言を両方混ぜたような
レディ 168_lady031 「いいえ。奇跡を、信じてほしくて、私は貴方に、呪(ねが)いをかけたのですから」 ※僅かに苦笑するように、息は少しだけ落ち着きつつ
【○SE:光がはじけるような音】
(9)元に戻ったものと、変化していくもの
【○SE:鳥のさえずり】
アルーグ 169_arugu054 「だあーーーもーーー!!また拾ってきやがったーー!!お前、この犬はなんだ!」
【▲BGM:コメディかるな感じ】
【○SE:ワンと鳴き声】
レディ 170_lady032 「拾ってきましたわぁ。可愛いですよね〜」
アルーグ 171_arugu055 「ですよね〜、じゃねぇよバカ!!お前、今週に入ってこれで11匹目だぞ!あれか?今週のお前の拾い物ブームは犬なのか!?」 ※ですよね〜はなんか物まねチックに、ノリつっこみ
ファースト 172_first032 「あ、じゃあ僕が面倒見ましょうか?こう見えても、天魔っていうのは、獣を使役する能力に長けているので」 ※最初のように丁寧な感じに戻って
アルーグ 173_arugu056 「テメェは書類仕事をやれ。ここで許しが出るまで仕事するのが努めなんだろ。言っとくが、サボったらあのちびっ子王に告げ口すんぞ」 ※冷たく言い放ちつつ、最後の部分はにやっと悪役的な雰囲気で。ファーストの末尾に被る感じで
ファースト 174_first033 「ぎゃー!すみませんごめんなさい!それだけは勘弁してくださいー!」
【○SE:ドアの開く音】
【○SE:からんころん、と鈴の音】
【○SE:だだーっと走る音】
リゼ 175_rize019 「レディちゃーーーん!!!」 ※ドアの音と同時に駆けだして抱きつく
【○SE:むぎゅ、という感じの音】
レディ 176_lady033 「あらあらぁ。リゼさん、お久しぶりですわぁ〜」
リゼ 177_rize020 「あーもー、マジであえなくて、寂しかったのよぉ〜!こうして可愛いレディちゃんにあえて、ホント、癒されるぅ〜!」 ※ノリよくテンポよく、声は無理しないオカマ
ファースト 178_first034 「何時みてもびっくりな方ですよね」
フラン 179_fran005 「モミアゲ野郎は今すぐ死にたいと見受けましたですので、そこの腐れ外道騎士様と一緒に、柱の角に頭をぶつけて事故死しやがれです」
ファースト 180_first035 「フラン様、何か怖さましてませんか!?」
【○SE:ドアの開く音】
【○SE:からんころん、と鈴の音】
【○SE:猫の歩く音】
ペコ 181_peko012 「にゃーー!!あーもー、一週間ぶりなのに、相変わらずの騒がしさねー。あ、レディ、やっほー!元気にしてた!」
レディ 182_lady034 「あの、どちら様ですか?」 ※全く不思議そうに
【※少しの間】
【▼BGMフェードアウト】
ペコ 183_peko013 「え……じょ、冗談を覚えたんだ、レディ!へっへーん。精霊は悪戯好きだから、そういう悪戯には敏感なんだから!」
アルーグ 184_arugu057 「おいカマ王、説明頼む。――レティ、モミアゲ野郎。八百屋のおやじんとこいくぞ。確か屋根の雨漏りを修理しろ、とか言ってたからな」 ※おい〜の部分は呆れ半分憐れみ半分、複雑な感情をにじませて。レティ〜のところは、打って変わってひきつれるように。
ファースト 185_first036 「あのアルーグさん、いい加減に僕の名前覚えてくださいよぉ〜……」
レディ 186_lady035 「はぁい、分かりましたわぁ。それにしても……アルーグが人気者で、私、とっても嬉しいですわ〜」
アルーグ 187_arugu058 「人気者じゃなくてただの便利屋、ってだけだっつーの……」
【○SE:歩く音×3】
【○SE:きぃと扉の締まる音】
リゼ 188_rize021 「――レディが君のことを覚えていなかったのは、彼女が、魔法を使ったからだ」 ※国王で、やや柔らかめな印象
ペコ 189_peko014 「え……じゃ、じゃあ、レディは神様なの!?」 ※呆然としてから凄く驚いて
リゼ 190_rize022 「いいや、人間だ。しかし、魔法は人の身では扱いきれない。それゆえ、レディは魔法を使うたびに、記憶を失うのだ」
ペコ 191_peko015 「記憶……?」
リゼ 192_rize023 「今回の魔法では、君との出会いも忘れてしまった。私達には何時もの事だが、君は突然のことで驚いただろう。説明が足りず、本当に申し訳ない……」
【▲BGM:ED系っぽく】
ペコ 193_peko016 「……ねぇ、記憶は無くなっても、新しく増やすことは出来るの?」
リゼ 194_rize024 「あぁ。それは問題ないが……ふっ、どうやら、心配無用だな」 ※それは問題ないが〜のところで走る音と扉と鈴音を挿入
【○SE:猫の走る音】
【○SE:ドアの開く音】
【○SE:からんころん、と鈴の音】
【○SE:たったっと走る音】
ペコ 195_peko017 「レディーーーー!!にゃーーー!!」
【○SE:ぴょこんっと飛び乗る音】
レディ 196_lady036 「わぁ。さっきの猫ちゃんですね」
ペコ 197_peko018 「猫じゃないよ、レディ。ペコは猫精霊だよ!にゃー!あのねあのね……ペコ、レディと一緒にいたいの!レディのこと、もっと知りたいの!ダメ?にゃー?」
レディ 198_lady037 「あらあらぁ……あの、アルーグ」 少しだけ恐る恐ると言った感じ
アルーグ 199_arugu059 「好きにしろよ。ただし、餌は自分でとってこい」 ため息交じり
ペコ 200_peko019 「にゃーー!!アルーグ、大好きーー!!」 アルーグの台詞末尾に被る形で
レディ 201_lady038 「ああんっ!ペコちゃんだけずるいですわー!私も!アルーグに抱きつきますの〜!」
ファースト 202_first037 「ははっ。人気者ですね〜、アルーグさん」 ちょっと茶化すように
アルーグ 203_arugu060 「ちょっ、お前ら!こんな場所で、いきなり抱き着いてくるなーーー!!」


formed by N的シナリオチェンジャー