ラグシユルド大陸
物語の舞台となる大陸。 人間種族のほかに、「エレメンタル」の力を操る古来主と呼ばれる知性を持った獣や、 魔獣と呼ばれる「災厄の欠片」が形を持った獣達が存在する。 大陸は王都の存在する「中央領域」を中心に、 「火の領域」「水の領域」「風の領域」「地の領域」と4つの領域に分けられている。 |
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物語の舞台となる大陸。 人間種族のほかに、「エレメンタル」の力を操る古来主と呼ばれる知性を持った獣や、 魔獣と呼ばれる「災厄の欠片」が形を持った獣達が存在する。 大陸は王都の存在する「中央領域」を中心に、 「火の領域」「水の領域」「風の領域」「地の領域」と4つの領域に分けられている。 |
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中央領域 | ◆セントガルズ:王都。国の左右を決める王族・貴族たちが住まい、 また商人たちの交易が盛んでもある。 王都を中心に、各の領土へ赴くことが出来る。 ここでの争いは、王都直属の騎士団であり、エレメンターの精鋭たちが集う 「七柱騎士団(セブンズナイツ)」によって、仲裁、あるいは逮捕される。 |
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火の領域 (古来主:朱雀) |
◆ロートオランジュ:ジーク達の住んでいる町。 比較的普通の石畳の町で、王都の次ぐに大きな都市。 街にある共同墓地の奥、砂漠への道のはずれに、 ひっそりと遺跡への扉が存在している。 ◆アッシュフォルベ:古びた砂漠にあったはずの町。 現在は数年前の大火事で廃墟となっている。 町の奥にたたずむ神殿の入り口は、誰も開けることが出来ない。 |
水の領域 (青竜) |
◆ブラウライン:活気のある港町。 大きな教会があり、人々が祈りをささげにやってくることも多い。 近くの入り江には鍾乳洞らしきものがいくつかあり、 そこには、古くから存在する扉があると噂されている。 |
風の領域 | グリューニケル:鳥居や神社といった和の要素が立ち並ぶ、 この大陸では少し異色な町。 古来主を崇める神社があるのだが、最近、神隠しの事件が発生しているという。 遺跡は地下に埋まっており、この町のもっとも大きな屋敷の地下通路から行ける。 その上には、古来主を祭っていると思しき大きな神社と木が存在する。 |
地の領域 | ゲルプ:大きな山が連なる山脈近くの麓町で、温泉が有名。 様々な温泉宿があり、山を登ってでもやってくる者が後を絶えない。 古来主のいる神殿は、火山の麓にある。 温泉のわき出ている先をずっと辿っていくことでたどり着く。 |
??? (無の領域) |
◆??? 惨禍の魔王が封じられているという領域。 一説には、大陸の裏側と言われている。 |
エレメンタル | 神が自然を操るために使っていた力を、 古来主たちが自分たちにも同様の力として扱えるようにした、超常現象の総称。 現在では、古来主達の血に連なる人間達が (より正確に言えば、古来主と契約を交わした人間達の血族に連なるもの) 使用できる魔法のような力のことを指し示す。 属性は、地・水・火・風が基本だが、 王族に連なるものたちの一部には「無」という特殊な力を持つ者がいる。 なお、普通の人間と古来主の操るエレメンタルの強さの違いは、 人間が天気を予報する力だとすれば、 古来主は天候そのものを変化させてしまうくらいの力量差がある。 |
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古来主 | 神の使う自然を操る力「エレメンタル」を使うことができる存在であり、 その姿は、人ではない獣の姿をしている。 また、人間達が力を使う上で"要"となる存在であるといわれている。 様々な種類の古来主がいる中でも、 火の朱雀、水の青竜、地の玄武、風の白虎と呼ばれる古来主達は、 己の力を「領域」として、その地域を守護していると言われる。 |
エレメンター | エレメンタルの力が操れる人間は一般的に「エレメンター」と呼ばれる。 基本は、各属性ごとの物体(火は炎、水は水、地は大地、風は風)を、 何も無い空間に出現させることが出来るところから始まる。 その強さが強いものほど、より応用的な戦い方が出来る。 炎を操り火の剣を生み出したり、 水を操り氷を生み出すことで対象を封じ込めたり、 地を操り岩を出現させてゴーレムを生み出したり、 風を操り気象的な力である雷を操る・・・などなど。 各自のポテンシャルから引き出すため、その強さは千差万別である。 唯一特殊属性である「無」は、 全てのエレメンターの力を「無かったこと」にできたり、 本人自身の身体能力を一時的に向上させることによる未来予知じみたことが出来たり、 体構造を把握して「無い空間にものを出現させる」形で傷を癒すなど、 通常のエレメンターたちとは異なる力を持つ。 |
特色と弱点 | エレメンターは、エレメンタルという普通の人間から逸脱した力を使う存在だが、 エレメンタルを使用する際には ◆「古語(こご)」を詠唱する または、 ◆武具・防具・装身具にあらかじめ「古語(こご)」を刻んでおく ということが必要となる。 その文面は使い手によって異なるが、内容概ね、 「自然の力を借りるに辺り、自然を守護する神の力をお借りする」 という意味がこめられている。 強い力と威力のあるエレメンタルほど、詠唱や刻まれる文字の長さは長くなる。 逆を言えば、文字を刻んだ武具や装飾品が壊れてしまう、 詠唱が出来る環境ではないと、エレメンタルを発動することは困難となる。 ごくまれにだが、劇的な刺激感覚を受けたことで、エレメントの使い方を覚え、 古語を用いずとも自然に発動出来る人間もいる。 基本、他者が刻んだエレメントの物を扱うことは出来ないが、 相性が良いものだと、他者のエレメント属性物でも発動する。 また、水に囲まれた環境であれば火は使えず、 風の起きぬ場所では風を生み出すのは難しく、 大地に触れぬ場所では地の力を借りることは不可能であり、 水を感じられぬ場所では水を生み出すための力は弱くなる、など。 環境によって、エレメンタルの力の強さは左右される。 |
古語 | はるか古の時代より受け継がれてきた言語であり、古来主達が使う言語。 人の言語と似通ってはいるものの、日常生活で使用されることはない。 基本的な言語であれば、大抵のエレメンターは詠唱に必要という理由から覚えている。 |
惨禍の魔王 | 突如大陸に現れ、災厄を振りまき、大陸を滅亡寸前にまで追いやった存在。 実在したかもわからぬほどの大昔の出来事であるため、 該当する書籍がほとんどないことから、おとぎ話の存在と思われていた。 かの者が振りまく災厄は、 人の絶望に寄り添い、人の憎しみを求め、人の悲しみを喰らうとされている。 現在、大陸には古来主や獣とは似て非なる「魔獣」と呼ばれる獣が存在するが、 諸説では、この魔獣の存在を災禍の魔王と指しているのではないかと言われている。 |
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災禍の咎人 | 国に不満や恨みのある者、戦いを好む者達を引き入れた組織。 反王族を宣言し、「惨禍の魔王」を復活させることで、 世界に争いの火種を生み出すことを理念として掲げている。 組織には様々な目的の者たちが所属し、決して一枚岩の組織ではない。 |
星の腕輪 | ティアナが父親のお使いで取りに行くよう頼まれた腕輪。 宝石を入れると思しき穴が四つ空いている。 手にしたものを主と定め、古来主の試練を受けない限り、 外れないようになっている。 一説には、この腕輪と対になる「月の雫」と呼ばれる装飾品が存在する。 |
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